5月は、まだ袷の時期なのですが、
私はGW明けから単衣を着ております。
だって、暑いですもん。
本来であれば、単衣になると、襦袢も夏用の物に変えて、襟も絽になるのですが、
取りあえず、着物だけ季節を進めました。
実は、徐々に衣替えをしていく感じも好きです。
でも、流石に月末近いので、襦袢などの下着類も夏物に致しました。
この時期、以外と迷うのが帯です。
夏の絽や紗といった帯は少し早い様な、、、
そんなとき、博多帯は便利です。
博多帯は、基本、単衣の帯だからです。
<その1> 綸子の小紋に博多帯
水の流れを思わせるような柄。
特に、時期を選ばない着物だと思います。
母のお下がりですが、初めは袷だった着物です。
着物には地紋があり、黄色い部分には、松、青海波、亀甲、楓、桜などが染められ、
それ以外には、江戸小紋のような細かい染が施されていて
凝った染になっています。
小物類も、夏の物に致しました。
帯揚げは、絽の絞り
帯締めも夏用の目の粗い組み紐、レース織などと呼ばれます。
<その2> 塩瀬の小紋に博多帯
何の柄でしょう。
目が渦うずしてしまいそうです。
献上柄ではありませんが、これも博多帯です。
この帯、コントラストがハッキリし過ぎて、なかなか出番がないのですが
黄色地に、赤と黒が染められているこの着物との相性は良いと思います。
小物類は、グリーンを選びました。
単衣の時期は、6月と9月です。
初秋の単衣でしたら、グリーンではなく、オレンジを選んでも良いかと思います。