もう、要らなくなった半幅の帯
八重の梅の花が、なかなか可愛いじゃないですかっ!
何とかしたいと思った訳です。
結果としては、2月に着物コーデで既に見て頂きましたが、作り帯にしました。
このように何とか締められるようになりましたが、作り帯を見たことはありますが、使ったことの無い私です。
しかも、計ったりするのが苦手。
だいたいこんなもんかなぁ~で、作り始めたので失敗もありました。
まず、デザインですが
初めは、男帯2本で名古屋帯を作った時と同じように、他の半幅帯と組み合わせることも考えました。
でも、この帯に合うものがありません。
~その2では、そのまま広げて、折り皺を刺繍でごまかしたのですが、その方法も難しいようです。
そこで、平仕立ての名古屋帯は諦めて、作り帯にしてみました。
胴の部分の長さを、実際にお腹に巻いてみて、だいたいこのくらいと決めて切って
残りの生地を御太鼓の幅に切って、繋げます。
元々、半分は梅、半分は一本独鈷の博多織の帯です。
胴の方は、端を斜めにして、紐を付けました。
御太鼓の方は、なるべく梅の柄が多く出るように繋げ、
折り皺は消えないので、あえて、皺の部分も縫い合わせたかのように、裏を摘まんでミシンをかけました。
御太鼓は、自分で好きに上げられるように
あえて、形を作らず、裏にはべつの半幅帯を広げて付けました。
ここで、痛恨のミス!!!😨😨😨
御太鼓を締める時、最後に手の部分を御太鼓の中に入れ込んで、そこに帯締めをするじゃないですか。
その折り返す部分の事をすっかり忘れていました。
生地は充分にあったのに、何という事!
まっいっか!
でも、実際に帯として付けてみたのですが、
御太鼓と背中の隙間がスカスカしていて、とっても変です。
さすがの私も、良くないよねぇ~ってことで
胴の端の斜めにした部分を、片方だけ元のように広げて(切ったりしなくて良かったぁ)
端に付けていた紐を <御太鼓の幅+α> の位置までずらして、付け直しました。
斜めにした方から胴に巻いて、白い紐を縛ると、先を広げた方がタランと余ります。
それを御太鼓の中に入れ込みます。
結果、
胴は二重に巻けなくなりましたが、お太鼓の中を名古屋帯でいうところの手で押さえることが出来て、見た目をごまかせるようになりました。
仲居さんの先輩方にも
”へぇ~半幅帯で作ったのぉ~いいじゃない”
なんて言って下さいました。
胴が一重になってしまったことは、何方にも気付かれませんでした。