母と私の着物ぐらし

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半幅帯で名古屋帯を作りました~その3

もう、要らなくなった半幅の帯

 

 

 

 

八重の梅の花が、なかなか可愛いじゃないですかっ!

何とかしたいと思った訳です。

 

結果としては、2月に着物コーデで既に見て頂きましたが、作り帯にしました。

 

 

 

このように何とか締められるようになりましたが、作り帯を見たことはありますが、使ったことの無い私です。

しかも、計ったりするのが苦手。

だいたいこんなもんかなぁ~で、作り始めたので失敗もありました。

 

まず、デザインですが

初めは、男帯2本で名古屋帯を作った時と同じように、他の半幅帯と組み合わせることも考えました。

 

hohoan.hatenablog.com

 

でも、この帯に合うものがありません。

 

~その2では、そのまま広げて、折り皺を刺繍でごまかしたのですが、その方法も難しいようです。

 

hohoan.hatenablog.com

 

そこで、平仕立ての名古屋帯は諦めて、作り帯にしてみました。

 

胴の部分の長さを、実際にお腹に巻いてみて、だいたいこのくらいと決めて切って

 

 

残りの生地を御太鼓の幅に切って、繋げます。

元々、半分は梅、半分は一本独鈷の博多織の帯です。

 

 

 

胴の方は、端を斜めにして、紐を付けました。

御太鼓の方は、なるべく梅の柄が多く出るように繋げ、

折り皺は消えないので、あえて、皺の部分も縫い合わせたかのように、裏を摘まんでミシンをかけました。

 

御太鼓は、自分で好きに上げられるように

 

 

あえて、形を作らず、裏にはべつの半幅帯を広げて付けました。

 

ここで、痛恨のミス!!!😨😨😨

 

御太鼓を締める時、最後に手の部分を御太鼓の中に入れ込んで、そこに帯締めをするじゃないですか。

その折り返す部分の事をすっかり忘れていました。

生地は充分にあったのに、何という事!

 

まっいっか!

でも、実際に帯として付けてみたのですが、

御太鼓と背中の隙間がスカスカしていて、とっても変です。

さすがの私も、良くないよねぇ~ってことで

 

 

胴の端の斜めにした部分を、片方だけ元のように広げて(切ったりしなくて良かったぁ)

端に付けていた紐を <御太鼓の幅+α> の位置までずらして、付け直しました。

斜めにした方から胴に巻いて、白い紐を縛ると、先を広げた方がタランと余ります。

それを御太鼓の中に入れ込みます。

 

結果、

胴は二重に巻けなくなりましたが、お太鼓の中を名古屋帯でいうところの手で押さえることが出来て、見た目をごまかせるようになりました。

 

仲居さんの先輩方にも

”へぇ~半幅帯で作ったのぉ~いいじゃない”

なんて言って下さいました。

胴が一重になってしまったことは、何方にも気付かれませんでした。