少し涼しく感じられます。
季節は明らかに進んでいると感じます。
このくらいの陽気ですと、ポリエステルの絽も着やすくなります。
紗に見立てて粗く織られた交織の着物は、確かに涼しいのですが、色柄をより楽しめるのは<絽>なんですよね。
~18日
絽を着ます!と言いながら、何?って感じの着物ですよね。
遠目か、写真写りが良ければ、夏大島にも見えます。
以前、お客様に
”素敵ですね。紗ですか?” と言われたことがあります。
織の着物と見て下さったのだと思います。
これは、ポリエステルの絽に、夏大島のような織柄を染めたものです。
露芝を織り込んだ紗の帯を合せました。
松葉仕立ての名古屋帯です。
帯の露がオレンジで描かれているのを頼りに、小物類はオレンジを選びました。
19日
これも、織柄のように染められたものです。
縞に、夏椿かな?と思える花が目られます。
縦縞は、おはしょりの部分の柄合せがずれると目立ちます。
これ、ビシッと合うと、着物姿も締まるのですが、これくらいは御愛嬌と思っています。
いつもながら、まっいっか です。
でも、少し言い訳を、、、
私は、上前の褄が少し後ろ気味になるほどに着るのが好きです。
と、言いますのも、正座をしますと、立ち姿の時よりも着物の重なりが浅く見えてしまいます。
正座をしても、膝をすっぽりと覆うように着るには、どうしても上前の褄が後ろ加減になってしまいます。
着物は幼い頃から好きでしたが、日常に着るようになったのは、お茶を習い始めてからです。
正座をしたときに綺麗に見えるというのは、私にとって大切なことになりました。
正座をしたまま、手前座や客付きに向きを変える時も、上前の褄に余裕があった方が楽です。
淡いオレンジの紗の名古屋帯を合せました。
平仕立てになっています。
見えずらいのですが、着物には細く淡いオレンジの縞があります。
ですので、オレンジの帯はすんなりと選びました。
とはいえ、オレンジの帯が浮かないように、小物は着物に寄せて、水色を選びました。
~20日
猛暑、猛暑の8月。
涼しそうと感じて頂きたい一心の着物コーデでしたが、20日ともなりますと、少しだけ季節の移りを取り入れたいと思うようになります。
新緑の若草色とは違う、落ち着いた黄緑色です。
全体に撫子が染められた上に描かれているのは稲穂ではないかと思います。
少し茶を帯びたこの黄緑色も、稲穂が首を垂れる8月の終盤を意識してのデザインだとすれば季節感が合います。
先日と同じ露芝の帯を合せました。
月末でしたら、茶色の帯を合せても、良いかと思います。
この3日間は全て母のお下がりです。
私には地味だと思っていた着物が、意外に似合ってしまって、何というか、、、
まあ、着物は、母娘で着ることが出来て、経済的ですね。
小物は、少し可愛い印象を狙ってオレンジを選びました。