母と私の着物ぐらし

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危うく78番に!

先日、前の晩遅くにバイトをドタキャンされた愚痴を書かせて頂きました。

着物をビシッと着て、暑い中駅まで歩いて、電車に乗って、座れて、さてと、携帯を開けたときに気付いたので、ショックでした。

 

メッセージを見た瞬間は

 

えええええええっーーーーーーーー

 

でも、いつも、全てのことに意味があると思って生きております。

 

なので、次の瞬間

そうか!

今日は、やっぱり母を皮膚科に連れて行けってことなのね!

と、すぐに切り替えました。

 

          病院の建物のイラスト

 

その朝、母のおでこが赤いのが気になりました。

10年ほど前にもおでこに帯状疱疹が出来た母です。

今回も帯状疱疹だったら、早く皮膚科に行かなければなりません。

帯状疱疹は、スピードが勝負らしいです。

 

お陰様で、先生も かなぁ?と思われるほどの初期症状で治療を始めたので、経過は良好です。

 

そこの皮膚科ですが、先生を初めスタッフの皆様が親切と評判で、とても混んでいます。

 

受付が始める前に、診察券を入れて順番を取って、戻って来られる方もいます。

 

初診の時に、待ち時間の長さに母がヘロヘロでしたので、2度目は早めに出かけました。

 

前回は待合室には人が溢れていましたのに、今回は座っていらっしゃる方が男性と女性とお一人づつのお二人。

 

おっ!空いているぅ~

まさかの3番目?

 

診察券には番号札をクリップで留めてケースに入れるシステムです。

一番上の番号を見ると

 

78   Σ( ̄□ ̄|||)

 

”お母さん!3番かと思ったら、78番だよ!”

 

ここで、母の ”えええええーーーっ” の声が聞こえると予想していたのですが、

 

先に座っていたお二人が 

  驚いているおじさんのイラスト  驚いているおばさんのイラスト

 

”えええええーーーっ”

 

ん? 何?

 

と、

”おかしいよ!私が今、59番だったのに”

”ねぇ。そうですよね。おかしいですよね”

 

ご婦人の方が立っていらして、私の診察券(母の診察券)と、その前に入れた診察券をケースから出して下さって、

 

”ほらね”

 

そして、順番に並んでいるはずの番号札に78番を戻して、60番を私に下さいました。

 

すみません。その間、私、ぼおっと立っておりました。

 

常々、思っていることなのですが、

おせっかいと言われることの多い、おばさんという存在ですが、その行動で、どれだけの人が助けられていることでしょう。

 

この方のように、他人のためにスッと行動が出来るってとても素敵!

私も十分におばさん年齢です。

見習いたいものです。

 

おせっかいっを焼くのには勇気が要ります。

でも、その少しの勇気を持って、おせっかいなおばさんにならなければ!と、改めて強く思いました。

今日の出会いにも意味があるはずです。

 

それにしても、18番の差は大きいです。

ご親切な方のお陰で助かりました。