母と私の着物ぐらし

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5月の着物コーデ~3日

   ~蝶々の紬に本つづれの帯

 

自分の着物の中でも特に好きな着物ってあります。

 

 

蝶を織り出した紬です。

紬って、縞や幾何学模様が多いです。

この色柄はなかなか見たことがありません。

 

随分と若い時に買って、派手かな?派手よね。と、思いつつ、、、着ています。

裾は2度ほど、母に切り上げてもらいました。

裾の裏の生地が摩擦で切れるんです。

 

紬は比較的水にも強いので、バイトにも着て行きました。

 

仕事で着るのがもったいないか?

タンスに入れっぱなしがもったいないか?

 

着たいものを着たい!ですよね。

 

 

今日は、バイトはお休みです。

つづれの帯を締めてみました。

 

つづれ帯は帯の中でも、特別です。

名古屋帯でありながら、訪問着にも締められます。

おめでたい柄を織り込んだつづれ帯は、留袖にもOKということです。

 

今日の帯は本つづれと呼ばれるものです。

 

この着物は仕立て上がりを求めたのですが、

裾回しは、鮮やかなオレンジが付いています。

母が仕立てた場合も、やはり、オレンジをチョイスしたと思います。

今どきですと、これが、ブルーになる可能性が高いですね。

 

 

 

帯の柄は、何だか解かりませんが、我が家ではうずうずと呼んでいます。

刺繍というよりも、糸(細い紐?)を留めて柄を出しているという感じです。

 

帯揚げはブルーと紫のぼかし。

帯締めは、ちょっと変わった組み方で、笹波組と呼ばれる組み紐です。

矢羽根のような柄になるのが特徴です。

 

この赤い帯は、お茶の先輩のKさんから頂きました。

実は、この色違いを母も持っていて、母のは、白地に茶のうずうずです。

 

さすがに、Kさんに頂くときに

”母が色違いを持っているので、私ばかりが頂くのは欲張りじゃありませんか”

と、申し上げたところ、

”いいじゃない、お二人で締めたら”

の、お言葉に従って

二人とも大島紬で、この色違いのうずうずを締めて出かけたこともあります。

 

知らない方に ”いいですねぇ。親子さんで。素敵ですよぉ”

と、お声をかけて頂きました。

幸せな思い出♡