~蝶々の着物に帯2種
春は、お花が次々と咲いて私たちを楽しませてくれますが、そこに蝶々が飛んでくれたら、そこはもう夢の世界!
物語の中へ誘う妖精のような蝶々。可愛いですよね。
でも、この蝶々には、色々な捉え方があるようです。
良い方から言いますと、、、
蝶が花の蜜を吸っている姿は、花に寄り添い、キスをしているようにも見えますよね。
そこから、夫婦円満の象徴にもなっています。
夫婦円満 ➡ 子宝 ➡ 子孫繁栄
と、とてもおめでたい印象です。
家紋に使われるもの頷けます。
ところが、、、
蝶は、花から花へと蜜を求めて飛びます。
そこで、浮気者!というレッテルも貼られてしまいました。
蝶はただ、生きて行くための行動ですのに、人間ってイヤですね。
それから、、、
亡くなった方が蝶に姿を変えて逢いに来るという伝説があります。
どうしても愛しい人に逢いたくて、蝶に姿を変えて逢いに来る、、、
もう2度と逢えないと嘆き悲しんでいると、そこに季節はずれの蝶の姿、、、
貴方なのねと気付く、、、逢いに来てくれたのね、、、
亡くなった後も変わらず私を愛してくれているのね、、、
すみません。
妄想入ってます。
ということで、蝶には<死>のイメージも付いてしまいました。
お茶のお稽古を始めてからは、追悼の茶事などで、必ずと言っていい程に蝶の意匠が使われるので、蝶柄の着物を着づらくなってしまいました。
でも、春は別です!
蝶は季節を代表する単なるデザインとして見て頂けます。
~14日
着物は、衿に続きの柄が無いので、付下げになるでしょうか。
これだけ裾模様が繋がっていると、訪問着と言っても良いかもしれません。
今は、付下げ訪問着などという言い方もしますね。
この着物はポリエステルです。雨の日でも心配無し。
茶はどうしても秋の印象になるので、帯や小物で春らしくなるように努めました。
帯はポリエステルです。
とても長い帯でしたが、名古屋帯の長さに切りました。
帯揚げは、使わないショールを見立て使いしています。
帯も帯揚げも少しキラキラしています。
~15日
着物の地色の茶に負けずに春らしく装いたいので、淡い色合いの袋帯を選びました。
胸元に柄が無いので、帯揚げ、帯締めは、小紋の着物を作ったときの端切れで作ったものを使ってみました。