母と私の着物ぐらし

着物の決まり事 日々のコーディネート 趣味の茶事 母との暮らし 仲居さんのバイト

3月の着物コーデ~春のお茶会用

コロナは、色々なところに悪影響を及ぼしています。

茶道への影響もはかり知れません。

濃茶って、本来は回し飲みなんです。

つまりは、一碗の濃茶を数人で頂くのです。

 

裏千家のホームページでは、お一人づつに濃茶を点てる<各服点>をご紹介下さっています。

今後は、この方法を好まれる方が多くなると思います。

 

母の店を手伝っていた頃は、金曜日に夜遅く帰宅し、翌土曜日に頑張って起きて、大寄せのお茶会に出かけたりも致しました。

その季節に合わせたお気に入りの着物を着て、出席するのが楽しみでした。

 

今日の着物は、春のお茶会用に仕立てた桜の訪問着です。

生地はツルっと光沢のある綸子です。

 

f:id:hohoan:20220315181030j:plain

 

お茶会用の着物は、華美にならないように、品よく見えるものを選んでいます。

 

肩の辺りは、淡い薄紫で、裾の方に向かい少し濃い色になっていきます。

 

胸元や肩、袖には桜の花びらが舞い、裾の方には花筏が浮かんでいます。

 

f:id:hohoan:20220315183257j:plain

 

f:id:hohoan:20220315212244j:plain

 

 

f:id:hohoan:20220315181755j:plain



青海波の袋帯を合せました。

この帯は、紫、緑、オレンジ、水色、黄色などが使われているので、どんな色の着物にも合せやすく、重宝しています。

 

白っぽい着物に、銀の帯は品よくまとまります。

 

f:id:hohoan:20220315182025j:plain

 

帯締めは赤とローズの間のような色です。蘇芳(すおう)に近いでしょうか。

絞りの帯揚げは、淡いピンクに見えますが、帯の下に入る、真ん中の絞りの無い部分は、帯締めと同じ色合いになっています。

この帯締め帯揚げは、箱入りのセット物です。