母と私の着物ぐらし

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2月の着物コーデ~17日~18日

   ~塩瀬の梅の小紋に帯二種

 

17日  名古屋帯

 

母のお下がりの着物です。

母が着ている時から好きな着物でした。

2月にこの着物を着るのが楽しみなくらいです。

 

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グレーはどんな色とも比較的合わせやすいのですが、この着物の場合は、梅の輪郭に赤が使われているので、赤との相性は格別です。

 

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蜀江文(しょっこうもん)の名古屋帯です。

平仕立てになっています。

 

蜀江文というのは、八角形や四角形で繋がっている文様です。

その八角形や四角形の中にも様々な図案が入ります。

名物裂にもなっています。

 

平仕立ては、名古屋仕立てのように手が半分に縫われてなく、袋帯のように平たく仕立ててあります。

 

帯が赤一色ですと、着物の梅が映えると思います。

 

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帯揚げは水色の縮緬

帯締めは淡いピンクにブルーの流文の丸ぐけを選びました。

母が着物の端切れで作ってくれたものです。

 

そもそも、帯締めのルーツは丸ぐけです。

本来は綿を詰めてあるのですが、母は毛糸を芯に作ってくれます。

 

 

18日 袋帯

 

グレーにはクリーム系の色も合います。

黄色と紫が地色の袋帯を合せてみました。

 

袋帯ですので、昨日と同じ着物でも、装いの格が上がります。

 

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鳳凰が刺繍されています。

これも母のお下がりです。

 

鳳凰は、中国の伝説の瑞鳥で、優れた君子の治世に現れて、桐の木に留まると言います。

鳳が雄で、凰が雌なのだそうです。

でも、龍と描かれるときは、龍が雄で、鳳凰は雌と考えるそうで、何だか???

とにかく、大好きな文様です。

 

 

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帯の紫の色合いを活かしたいコーデです。

小物には紫系を合せました。