10月、11月は、紅葉を感じさせる装いをしたいなどと思うのですが、12月は、着物コーデを考えますと、大きなテーマが無いように思います。
季節のお花は、山茶花や椿でしょうか。
山茶花はハラハラと散り、優し気ですが、椿の凛と美しく咲いて、その姿を残したまま木から離れていく、その潔さに魅かれます。
~2日
今日選んだのは、綸子の付下げです。
10月に菊が盛んに咲いていた時にも着た着物ですが、胸元に椿も描かれています。
帯は亀甲です。
この帯ですが、少し短めの袋帯なのか、たっぷりと長さのある平仕立ての名古屋帯なのか迷うところです。
私の体系ですと、楽に二重太鼓に上げられますが、お太鼓の部分と垂れの柄を合せることは難しく、あげやすい場所では柄は合いません。
柄合せでもがいていると、流石に着物が崩れてきますので、潔く名古屋帯として使った方が良いのかもしれません。
柄は、いかにも袋帯という感じなのですが、、、
取り合えず、今日は二重太鼓にしました。
小物類はグリーン系を選びました。
着物の茶色とは相性が良いと思います。
白っぽく写ってしまったのが残念です。
帯揚げは、着物が付下げで、帯を二重太鼓にしたので、絞りを選びました。
格を合せたということです。
帯締めは、端切れで母が作ってくれた丸ぐけです。
組み紐と、丸ぐけで帯締めの格は変わりません。
~3日
同じ着物ですが、帯を変えてみました。
銀糸の袋帯を合せました。
綸子の着物は、柔らかいので、気を抜くとタランとしてしまいます。
私は、着物は長めに着るのが好みではありますが、昨日は、さすがにズルっと着てしまったなぁと反省し、今日は、しゃっきりお仕事します!の気持ちが出るように、気を引き締めて着たつもりです。
うしろ姿でも、足袋が少しだけ見えています。
お出かけで、付下げを着るのでしたら、昨日のように、畳すれすれで良いのですが、やはりこのくらいが裾を踏む心配もなく良いかと思います。
銀地に、淡いオレンジとブルーが使われているこの帯は合わせやすくて重宝です。
名物裂を繋ぎ合わせたような柄は、格調もあると思います。
小物類はピンク系を選びました。
昨日と同じく、付下げに袋帯という装いなので、帯揚げは絞りを使いました。
帯締めのピンクの裏は銀糸になっています。