いち日ずれこんでおります。
母も私も選んだものではなく、趣味の良い先輩方から頂いたものでもない着物が存在します。
母は、新舞踊の師範を長くしておりました。
今は、教えることからは引退致しましたが、流派には在籍しております。
流派の新年会は、以前は温泉へ泊りがけという華やかさでした。
新年会くじ引きで、当たった反物を母が仕立てたのが、この着物です。
あまりに地味なので、80過ぎまで着れるねと言っていた母ですが、80を過ぎても地味過ぎると言ってあまり着ることがありません。
今日は、法事のお食事のお部屋の担当をさせて頂くので、モノトーンが相応しいかと思い、試しに着てみました。
黒の着物に辛子色の帯を合せたかったので、この帯を選びましたが、芯を入れて仕立てた帯なので、暑かったですね。
やはり、この時期には、博多帯のようなものが良いようです。
縞のように見えて、じつは格子であったり、麻の葉の部分があったりする着物です。
不思議に、母が着た時よりも地味な印象にならないようです。
小物は、水色と迷いましたが、緑を選びました。