先日、偶然に私のバイト先でお会いになった御姉妹のことを書かせて頂きました。
縁が濃いと感じる経験は、私にもございます。
< 母と私編 >
まだ、母が独り歩きが出来た頃のことです。
お互いの出先から待ち合わせの場所へ向かう途中の、場所も時間も約束とは違う場面で、会ってしまうことが良くありました。
いつもそうなので、親子はそんなものかと思っていました。
ところが、他の方にお話しすると ”気持ち悪い” と言われました。
< お茶の先輩と私編 >
その1
生涯で、5回とは行っていないデパート?かな??いくつかのビルに分かれていて、宝石から食料品まで扱っているお店があります。
何か、掘り出し物がありそうでワクワクするようなお店です。
かなり前のことですが、時間が出来たので、ふらっと立ち寄ってみました。
エレベーターで、最上階まで行って、階段で、プラプラ見て下がろうと決めました。
宝飾品ね。母の玉刺しでも見てみようかな?ん?高い!無理!
ちなみに、玉刺しと言うのは、和装の髪飾りです。
下がりましょう。
洋服かぁ~チラ見。下がりましょう。
この階も、いいかな。下がりましょう。
ん?階段に向かいはしましたが、今、確か、目の端に、大好きなあの方のお姿が!
戻って、ひよっこり顔を出して見ると、あちらも私に気付いて下さいました。
お茶の先輩のKさんです。
私に数々のお着物や帯をお譲り下さり、時には ”あなたに似合うと思って” とおっしゃって帯を買って下さった方です。
”あらぁ~あなたもここ来るの?私も久しぶりに来てみたのよ”
”いえいえ、滅多に来ません。それなのにお会いするなんて、これはもう、男女でしたら付き合うレベルのご縁ですよ♡”
などと言う会話があったのを覚えています。
その2
そのKさんから、我が家のワクチンをご心配下さって、お葉書が届きました。
?なぜに葉書? メールをしたら、通じませんでした。
何かトラブルがあったのでしょう。
母も無事に2度目のワクチンを終えたので、ご報告がてら葉書を出すことにしました。
夏らしい絵が描かれているものがないかなぁと引き出しを探しますと、キュウリの蔓が描かれているものがありました。
緑のキュウリと黄色い花が可愛いです。
他にも夏らしい、舟の絵とかもあったのですが、キュウリに決めました。
先日、叔母からの茗荷を少しだけおすそ分けに伺ったところ
”あなたの葉書、キュウリだったでしょ。もう、ビックリしたわぁ~”
???
今年、ベランダで初めてキュウリの栽培をなさって、ちょうどいい感じに育ってきたところに私からキュウリの絵葉書が着いた。とのことです。
その3
とても仲良しでいらしたのに、残念ながら亡くなってしまわれたご主人がお好きだった井上陽水の<5月の別れ>をお聞きになっていらしたときに、私が、偶然に<少年時代>も良いけれど、私は<5月の別れ>が好きなんですよねぇ~なんてメールを送ったらしいのです。
”あなた、時々、気持ち悪い!”とおっしゃいます。
でも、変わらず、可愛がって頂いております。
< 母の店のお客様編 >
Kさんにご紹介頂いたAちゃん。
ご紹介者よりも、新たなお客様の方が来て下さるようになることはよくあることです。
お二人は大学の同級生とのことでした。
東京の大学です。というか、東京大学です。
東京でお勤めをなさっているのですが、偶然同じ日に京都に出張なさって、偶然にお会いしたそうです。
それも、東寺の境内で。
東寺、広いです。
”東寺で会いましょうね” と約束したとしても、そんなアバウトなことではなかなか会うのは難しいと思います。
門だって一つじゃありません。
それを偶然に会ったなんて、驚いてしまいます。
でも、この話、これで終わりではないんです。
実は仲良しは3人組。
後日、このお話をもうお一方もご一緒に飲みながらお話したところ、
”えっそれって、いつ?俺も京都行ったんだけど”
なんと、同じ日に3人とも京都にいたことがわかりました。
さすがに私も ”気持ち悪い” と言いました。