母と私の着物ぐらし

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8月の着物コーデ~13日

大雨のため、各地で大変な被害が出ています。

夕べの雨音には恐怖を感じましたが、今日の東京は時々陽がさすほどで、大したことはなかったです。

集中豪雨で被害を受けた方々を思うと、申し訳ないようです。

 

今日の着物は、ポリエステルの紗です。

 

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透けています。

 

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前は重なりますが、袖や後ろは単衣なので、こんな感じです。

 

これは、化繊ではありますが、本来の紗の織り方である<もじり織>になっています。

 

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花菱が織り込まれてあります。

化繊ではありますが、いかにも紗という印象の伝統的な柄です。

なので、気に入ってはいるのですが、これだけ透けていて涼しそうに見えるかもしれませんが、ポリエステル100%のこの着物は暑いです。

 

絹の着物は涼しくきることが出来ますが、夏には扱いが面倒です。

夏の普段着には、綿や麻と化繊の交織をお勧め致します。

絹と化繊の交織もとても良いです。

 

今日は、比較的涼しかったので、この着物を選ぶことが出来ました。

 

 

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帯は化繊の縦絽の名古屋帯です。

平仕立てで、長さも十分過ぎるほどあるのですが、お太鼓柄なので二重太鼓にあげることは出来ません。

本来、名古屋帯を二重太鼓にはしないので何の問題もありません。

 

昨日、名古屋帯を二重太鼓にしたのは全通柄だったからです。

 

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帯揚げは水色。帯締めは、帯の花、着物の花菱を意識して赤を選びました。

 

この赤ですが、日本の伝統色でいうと、蘇芳色(すおういろ)だと思われます。

マメ科の樹の蘇芳の煎じ汁によって染められて出る黒味のある赤系の色。とのことです。