~絽?紗?の着物に絽の帯
絽と、紗の見分け方ですが、絽の場合は、途中に必ず平織りの部分があるので、生地をよく見ると縞のようになっています。
アップにすると
これに対し、紗は、全体に均一的に透けています。
もじり織りという技法で、横糸どうしは接触しないように織られています。
なので、粗い平織りのガーゼとは違います。
今日の着物ですが、縞の柄というだけではなく、生地そのものに縦に縞があるように見えると思います。
縦絽と呼ばれるものです。
更に生地をアップで見てみると
縦に絽目がある織り方なので、初めの2枚とは90度変わって見えていますが、確かに平織りの部分があります。
ですが、絽目が一段ではなく連続しているので、紗の間に平織りがあるような感じになっています。
絽のようでもあり、紗のようでもある生地です。
絣のような柄は、プリントされたものです。
プリントって表現は、少し悲しいですね。
言い換えます。後染めされたものです。
帯揚げは、ブルーでも水色でも合うと思いましたが、淡いピンクの帯を支えるためにピンクの帯揚げを選びました。
絽の名古屋帯です。
ポリエステルの帯でも、なかなか洗うことはしませんが、この帯は昨年思い切って洗ってみました。
全く問題なかったです。綺麗になりました。