~幅の広い絽の小紋
絽も紗も、からみ織(もじり織)という、生地に空間を作る技法で織られています。
絽は薄物の時期全般にお召し頂けますが、紗は盛夏に相応しいものです。
透けるものほど盛夏という訳です。
絽は、絽目と呼ばれる透けて見える部分が待っ直ぐに通っていますが、その間隔は、色々あります。
今日の着物は絽目の感覚が広い絽です。
間隔が狭い程透けます。
今日のように広い着物は、6月末にいち早く絽を装いたい時や、7月の初め。
又は、単衣に衣替えをする直前などに着ると良いと思います。
お気に入りの着物でしたが、派手になってきました。
着納めのつもりで、今日は選びました。
以前は、ローズ色に近いピンクの帯を合せておりましたが、 少し抑えて、淡いオレンジの帯を選びました。
帯のオレンジがあまりにも薄い色合いなので、帯揚げはオレンジを合せました。
帯締めは、着物の色からグリーンを選びました。