母と私の着物ぐらし

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桜餅

桜餅には2種類ありますね。

小麦粉を焼いた皮(?)で包む関東風と、道明寺で包まれている関西風のもの。

関東風の物を長命寺(長明寺と書く場合あり)とも言うそうです。

私にとっては、関東風が当たり前の桜餅ですので、あえて、長命寺と呼ぶことはありませんでした。

 

道明寺粉が道明寺(大阪府)というお寺に由来しているように、長命寺は 長命寺隅田川沿いにある)というお寺に由来しています。

 

そもそも桜餅は、長命寺の門番をしていた山本新八さんという方が、隅田川の桜をみて発案した物なのだそうです。

桜の葉を塩漬けにしたのも、大量の桜の葉に悩まされたからとは驚いてしまいます。

 

私は、小麦粉派です。

群馬生まれということもありますが、道明寺の半殺し系の食感が苦手です。

おはぎも、ひきわり納豆なども好みません。

 

 

ぐんちゃんさん の<重田菓子店>のブログを拝見して、ご近所に季節感たっぷりの主菓子を提供して下さるお菓子屋さんがあるのが本当に羨ましく、また、お安いのに仰天しました。

 

地元のお店を盛り上げていこう!というお気持ちも感じました。

 

私にその気持ちが無かったことが自分ながら残念です。

 

お茶の人達の<あるある>だと思うのですが、ブランドに頼りがちでした。

お茶事の時の主菓子は、鶴屋吉信 と決めておりました。

確かに、外れなく美味しいです。

 

”たいへん美味しく頂きましたが、御製は?”

とのお尋ねにも

 

鶴屋吉信でございます。”  

どうだ!って感じです。

 

でも、ここからお話が広がりませんね。

”さすがですね、実に美味しい!美しい!・・・・・・・・・”

 

でも、これが、頑固そうな親父さんがお一人で作っていらっしゃる地元の小さなお菓子屋さんでしたら

 

”店構えは、残念なんですけど、お菓子は美味しいんですよねぇ。”

”ご店主は愛想なしなのですが、地元の方々に愛されているお店なんですよぉ。”

 

とか、こういう会話いいですよね。

 

今、コロナ禍で、お茶事をお休みしているこの時間を使って、お菓子屋さんを探索してみようと思いました。

 

先ずは、歩いてい行ける範囲、、、

長い間伺ったことがなく、お味さえ忘れてしまったお店に、母との散歩の途中に立ち寄ってみました。

 

ショーケースが空いています。

主菓子がありません。

以前はいくつかは置いてあったと記憶しています。

売れないから作らなくなってしまったのでしょうか。

私にも地元を盛り上げるという気持ちが少しも無かったですものね。

 

さすがに桜餅はありましたので、頂いてきました。

1個150円。ありがたいお値段です。

 

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 私は、桜の葉も頂きます。

甘いと塩っぱいが何とも美味しいです。

 

せっかくなのでお茶を点てました。

 

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お雛様の茶碗です。

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