母と私の着物ぐらし

着物の決まり事 日々のコーディネート 趣味の茶事 母との暮らし 仲居さんのバイト

仲居さん日記21~銀ブラの意味

80歳(とお話の中でおっしゃっていました)の仲良し奥様方3名様のご予約です。

お料理はご来店になってからお決めになるということでした。

 

コロナ禍で、バイト先のメニューは以前とは変わってしまっています。

仕入れの都合でしょうか、上の方のコースのご用意がございません。

一番高いコースが、7,700円(会席B)。

これには、お肉の一皿が付きます。

 

ご高齢の奥様方はお元気で、”お肉♡も食べたいわね♡♡♡” とおっしゃって

会席Bをオーダー下さいました。

 

私の着物を、 ”あら、あなた、お正月らしくていいじゃない。なかなかいいわぁ”

と褒めて下さいました。

 

f:id:hohoan:20210121184307j:plain

← この着物でした

 

 

 

 

 

 

 

 

 お三人はグルメでいらして、あちらこちらとご一緒に食べ歩きをなさっていらしゃるご様子で、あの、銀座の高級寿司店の <久兵衛> にいらしたときのお話もしておいででした。

 

            f:id:hohoan:20210124130134p:plain

 

グルメ&セレブな方々です。

 

 

久兵衛>のお帰りに、美味しいコーヒーを飲まれたそうです。

 

            コーヒー・コーヒーカップのイラスト(カフェ)

 

お一人が

”もともと、銀ブラって、銀座をぶらぶら歩くって意味じゃないのよねぇ”

 

ーーーん?そうそう、何か、それ、私も聞いたことがあります。

 

”あれは、銀座でブラジルコーヒーを飲むってことなのよねぇ”

 

ーーーはいはい。聞いた時はそうなのぉ!とびっくりしたのに忘れていました。

 

 

911年創業の老舗カフェ <銀座カフェパウリスタ> に

ブラジルコーヒーを飲みに行くことを 銀ブラ と言ったのだそうです。

 

<銀座カフェパウリスタ>は、ブラジルコーヒーに特化した専門店で、

芥川龍之介ジョン・レノンに愛された名店とのことです。

そのコーヒーを今では通販で求めることが出来るそうです。

<森のコーヒー>という名前が付いています。

 

私の母もコーヒーが好きです。

83歳になる母は、味覚も嗅覚も面倒なほどしっかりしています。

せっかくなら、お店で頂きたいものです。

コロナ後に母と一緒に行きたいところがまた一つ増えました。

楽しみが一つ増えました。