寒いですね。
朝から細かい雨が降っています。
洗える着物です。
あまり色を使っていない小紋は、色無地同様に帯が目立ちます。
着物の、この鳳凰の柄を見て、母がお気に入りだった帯を思い出しました。
母が愛用しているときから、私も大好きだった鳳凰の刺繍の袋帯です。
鳳凰は、中国の伝説の霊鳥で、平和な世にのみ姿を現すと言われています。
地紋は、牡丹唐草です。
唐草文様は、蔓植物が伸びたり絡んだりした形を図案化したもので、強く途切れることなく蔓を伸ばしていくその生命力から、長寿、繁栄を意味します。
百花の王である牡丹ですが、丹は不老不死の仙薬を意味することから、長寿につながります。
帯揚げは赤紫のぼかし。
帯締めは淡い紫を選びました。
帯締めは、着物の色に近いブルー系も考えたのですが、きつい感じがしたので、これにしましたが、帯に溶け込み過ぎたかもしれません。