バイト先はちょっと有名ビルの21階。
眺望が自慢です。
初めてご来店のお客様は、”おおおおお” と感動して下さいます。
お料理も、美味しいと言って頂きます。
お値段も良心的。
自分も使いたいと思えるお店だからこそ、楽しく働けるのです。
そんなバイト先でも、コロナの影響は甚大です。
先日は、フリーの奥様方が一組(3名様)お帰りのあと、ご予約のカップルがお出で下さいました。
”ええー!!!僕たちだけ!?”
”あ、はい。ご予約頂いてありがとうございます。”
”こんな素晴らしい景色なのに、もったいないよね~。
いつもこんななの?夜も?”
ーーーんんんん、ちょっとしつこい
”お陰様で土日はお客様が戻ってきて下さっておりますが、平日は静かでございます。”
”何か、悪いよね。二人じゃ。休んだ方が良かったんじゃない”
ーーーだから、ちょっとしつこい
”実は、僕も飲食やってるの”
ーーーなるほど、だから、気になってしまったのね。今日はお休みだそうだ。
”ご予約頂いて、ありがたくお待ちしておりました。どうぞ、この景色をひとり占め、いえ、二人占めなさって下さいませ”
飲食の経営者の方と伺いますと、お味にはうるさいかなと思いますが、まずお持ちした茶碗蒸しを一口召し上がって、”うん、美味しい!” とおっしゃって頂いたので、ホッと致しました。
さすが、板長!
美味しいお料理あっての私ども仲居さんの接客です。
料理の足を引っ張らない!が、いつも私が心がけていることです。
お口が満足されているのに、他でご気分の悪いことがあっては残念過ぎます。