雨の心配が無いので、こんな白い着物を選んでみました。
一越ちりめんの小紋です。
母が袷で着ていたものを、洗い張りをしたのですが、袖の大きなシミが目立っていました。
それを、母が帯の下になって見えない胴の部分に使って、単衣に仕立ててくれました。
つまりは、胴でつなぎ合わせています。
昔は、そうやって着物を大切に着たものです。
ただ、そんな仕立て直しは誰もしてくれません。
母のお陰で、着物として蘇ったのです。
そこまで苦労した理由は、この古風な柄の着物を私が気に入っているからです。
これだけ白く、しかも一越ですと、いくら古い着物でも雨の日に着るには抵抗があります。
着物に所どころ使われているピンクは是非活かしたい色です。
今日は帯揚げ、帯締めをピンクにしました。
紺の帯をすることによって、全体が締まったように思います。
このコートは着物だったものを母が単衣のコートに直してくれたものです。
無地に見えますが、細かい縞になっています。