梅雨の時期は、蒸し暑いかと思うと、朝方お布団にもぐりたくなるほどに肌寒い日もありますね。
6月も20日を過ぎ、お出かけ(といってもアルバイト)が決まっていて、しかも雨の予報です。
さて、何を着ていきましょうか。
6月の末近く~7月初めだけに着るのがふさわしい着物があります。
百合の柄の絽の小紋です。
洗える着物です。
絽といっても、平織りの部分の幅が広いです。
まさに、単衣と駒絽の間の生地ですので、着る時期もその間ということになります。
生地のことだけを考えますと、8月の末の、もうすぐ単衣に変わるという時期にも相応しいのですが、百合のイメージはやはり初夏だと思うので、私は、6月末の暑い日か、7月初めの涼しい日にだけこの着物を選びます。
派手な色目の着物ではありませんが、百合の花が大きいので、帯はごくごく淡いオレンジを、小物もグリーン系で渋くまとめたつもりです。
化繊の紗の帯です。
夏の帯は、絹であっても頼りなく締め辛いものもある中で、きっちりと締まってくれるありがたい帯で、気に入っています。
以前は、百合のピンクに合わせて、
濃いピンクの紗の博多帯(紗献上)を合せることが多かったです。
小物は淡いピンクを合せると、可愛い感じに仕上がります。
この帯も化繊です。
化繊でありながら比較的しめやすいのは、博多織だからだと思います。
結局、当日は、予報通り雨。
気温も低めでしたので、まだ6月中ですし、単衣を選びました。
花唐草と呼ばれる柄の小紋です。
合せる帯は、花唐草に使われている赤や白はもちろん、クリーム色など、比較的どの色にも合わせやすい着物です。