母と私の着物ぐらし

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5月の着物コーデ~月半ば~

5月も半ばともなりますと、暑いと感じる日もあります。

衣替えも近いと感じます。

衣替え直前の5月と、直後の9月に着物を快適に着るために、母が背抜きで仕立ててくれている着物があります。

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 こんな感じで背の部分だけ裏が付いていません。

これだけでも随分と着心地が変わります。

着てしまえば、袷としか見えません。

どちらも洗えるきものです。 

 

 

 

 

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このグレーの着物には、 クリームやオレンジ系の帯も合いますが、すっきりと涼しそうな装いにしたかったので白の名古屋帯を選びました。

裾回しにオレンジが使われているので、小物はオレンジを選びましたが、柄の毬の部分に水色が使われているので、水色でも合うと思います。

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 伝統的な博多織の織柄ではありませんが、これも博多帯です。

博多帯は、一重でありながら一年中締めていただける特別な帯です。

ただ、母などは、”袷の時期には袷の帯を締めてほしいのよね” とか申しますので、

私もその影響を受けて、基本、袷の時期には締めないのですが、ただ、5月には活躍します。

5月の末近くになりますと、一足先に単衣の帯を選んだり致しますが、10日前後ですと、一般的な一重の帯は少し早い感じがします。

そんな時は博多帯を締めます。

博多帯は軽くてシャキッと締められ、着心地が良いです。

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着物の薄紫を意識して、帯揚げは赤紫、帯締めは紫、緑、薄茶の組み紐を選びました。

藤結びは振袖などに合う結びなのですが、帯締めも変わりの丸組ですし、私には長すぎるので、2度からげて締めました。

本来、藤結びは、はじめ2度からげて締めて、次も2度からげるのですが、2度目は1回にして、少し控えめにしたつもりです。