桜の開花予報が出る頃から、桜の着物を着るのが楽しみで、気分も上がってくる!というのが例年のことです。
ただ、今年は、新型コロナの影響で、色々なイベントも中止になり、お出かけの予定も無くなり、着物の取り合わせを御披露する機会もありませんでしたが、久々に着物を着てみました。
桜の柄ではありますが、まだ満開には程遠いので、おとなしめの物を選んでみました。
縮緬風の洗える着物です。
お茶のお稽古用に、母が仕立ててくれたものです。
地色も地味めで、柄も飛んでいるので、共襟に柄が出るように仕立ててくれています。こういう心使いが、仕立てに出した物とは違うのです。
帯は白地の物が無難だとは思いましたが、まだこの時期、少し寒々しいかなと思い、着物の柄の中に少しだけ使われているクリーム色を選びました。
この帯にもたくさんの色が入っている ので、合わない着物が無いというほどの重宝な帯です。
帯の色を飛ばしたので、帯締めは着物と同系のブルーにしました。
帯揚げは、袖口や裾回しに使われているピンク。桜のイメージにも合います。
柄に使われている色から赤を選んだパターンです。
帯を無地にすると、着物の柄が目立ってきます。
着物の桜の柄をアピールしたいのであれば、この赤の無地の帯は良い選択だと思います。
帯締めのブルーが赤の帯にはキツイと感じたら、ピンクに変えると優しくなります。
縮緬です。
着物の桜を目立たせるべく、帯は
地紋とぼかしのみの袋帯と合わせました。
帯揚げはピンクと赤紫のぼかし。
帯締めは、着物と同色の海老茶と白の丸ぐみです。
この着物は、桜や葉の縁取りに金を使っているところがあるので、畳んで仕舞うときに、布を挟まないとなりません。それをしないと、金の部分がくっ付いてシミになったりしますので注意が必要です。
布は、裏生地のようなものか、手ぬぐいが良く、紙は、紙自身が金の部分にくっついてしまうので使わない方が良いです。
ぼかしの帯揚げは、結んだまま両端を中に入れてしまうか、両端を綺麗に整えて上にするかで、濃いところと薄いところを使い分けることが出来ます。
左の方が濃い部分が出ています。
少しの違いですが、こんなところにも自分の好みを出すことが出来ます。