母と私の着物ぐらし

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3月の着物コーデ ~ 桜開花宣言

 桜の開花予報が出る頃から、桜の着物を着るのが楽しみで、気分も上がってくる!というのが例年のことです。

ただ、今年は、新型コロナの影響で、色々なイベントも中止になり、お出かけの予定も無くなり、着物の取り合わせを御披露する機会もありませんでしたが、久々に着物を着てみました。

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桜の柄ではありますが、まだ満開には程遠いので、おとなしめの物を選んでみました。

縮緬風の洗える着物です。

お茶のお稽古用に、母が仕立ててくれたものです。 

地色も地味めで、柄も飛んでいるので、共襟に柄が出るように仕立ててくれています。こういう心使いが、仕立てに出した物とは違うのです。

  帯は白地の物が無難だとは思いましたが、まだこの時期、少し寒々しいかなと思い、着物の柄の中に少しだけ使われているクリーム色を選びました。

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この帯にもたくさんの色が入っている ので、合わない着物が無いというほどの重宝な帯です。

帯の色を飛ばしたので、帯締めは着物と同系のブルーにしました。

帯揚げは、袖口や裾回しに使われているピンク。桜のイメージにも合います。

 

 

 

 

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 柄に使われている色から赤を選んだパターンです。

帯を無地にすると、着物の柄が目立ってきます。

着物の桜の柄をアピールしたいのであれば、この赤の無地の帯は良い選択だと思います。

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 帯締めのブルーが赤の帯にはキツイと感じたら、ピンクに変えると優しくなります。

  

 

 

 

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 縮緬です。

着物の桜を目立たせるべく、帯は

地紋とぼかしのみの袋帯と合わせました。

帯揚げはピンクと赤紫のぼかし。

帯締めは、着物と同色の海老茶と白の丸ぐみです。

 

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 この着物は、桜や葉の縁取りに金を使っているところがあるので、畳んで仕舞うときに、布を挟まないとなりません。それをしないと、金の部分がくっ付いてシミになったりしますので注意が必要です。

布は、裏生地のようなものか、手ぬぐいが良く、紙は、紙自身が金の部分にくっついてしまうので使わない方が良いです。

 

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ぼかしの帯揚げは、結んだまま両端を中に入れてしまうか、両端を綺麗に整えて上にするかで、濃いところと薄いところを使い分けることが出来ます。

左の方が濃い部分が出ています。

少しの違いですが、こんなところにも自分の好みを出すことが出来ます。