母と私の着物ぐらし

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2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

絹のマスクを作ってみました

素材で使い分けるのはどうでしょう 自分の好きな大きさを決めます 自分の型紙で縫ってみます 実際に使ってみました 素材で使い分けるのはどうでしょう 着物についてではありますが、絹は冬は暖かく夏は涼しいと何度か書かせて頂いております。 ふと、絹の余…

眉目麗しい茶杓

茶道では、茶杓はとても大切なお道具です。 hohoan.hatenablog.com とても軽いものですが、重いものとして扱います。 ”大切なものです” と、教えて頂くのと、大切に思うのとは違います。 つい、ひょいと持ってしまいがちですが、そんな時は先生から厳しくご…

美味しい地ビール~川場ビール

ご存じでしょうか?群馬県の川場温泉。 ちなみに母が生まれ、私が幼少期を過ごした私たち母娘のふるさとです。 そこには、叔父夫婦と心優しい跡取り息子が住んでいて、遠くから私たちを見守ってくれています。 川場温泉は、水上温泉と老神温泉の中間的な場所…

7月の着物コーデ~長引く梅雨には洗える着物が重宝です

ポリエステルの絽の着物は暑いです。 ブラウスでも、綿や麻は涼しいけれど、ポリエステルは暑いですよね。 絹は、夏は涼しく冬は暖かいという優れものですが、扱いが難しいです。 例年ですと、7月の終盤ともなれば、ポリエステルの絽の着物は暑くて、汗を拭…

端切れ&文化刺繍の余った糸の再利用

端切れ 文化刺繍の余り糸 私は、着物をほどす時、ちょっと鋏を入れた後は、左右を引きながら、カミソリを入れてしまいます。 母も同じ方法を取りますが、そんな時に母が言うのは、 ”昔の人は、この糸をもったいないと言って、長く残してまた使ったものなんだ…

色褪せた色無地紋付を再利用~スカートに

着物は、着ているうちに裾が切れたりします。 足との摩擦なのでしょうね。足首がくすぐったいな、何か変な感じ、と思うと裾がずるっと切れているなどということがあります。 そんな時は、母が切れた裾を切って直してくれます。 お気に入りの着物は、なかなか…

古い着物の胴裏の再利用

着なくなった袷の着物を再利用する場合、裏を付けたまま使う場合もあります。 例えば、雨具としての裾避けなどは、そのまま丈を着るだけで作ります。 私がお茶事に使う和室は、母が踊りのお稽古もする多目的なお部屋なので、普段は大切な床の間を守るために…

お料理名に利休と付いたら胡麻風味

利休焼 東寺揚げ 信田煮、信太煮(しのだに) 小田巻蒸 信州(信濃)揚げ 日本料理のお店で、お運びのアルバイトをしています。 と、いっても、コロナの影響で半失業中です。 このバイトは、色々なお料理を目にすることが出来て、自宅でのお茶事を楽しみとす…

銀座の母へ

”夕べ眠れなかったから、こんなもの書いてたの” と母が見せてくれた紙に書かれていた文章です。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 銀座の母へ 銀座の母、あなたがまだ無名だった頃 新橋のラーメン屋さんで ”私、手相を見るんです” と、 たまたま同席し…

茶杓はとても大切なお道具です 

茶杓は、抹茶をすくうための道具です。 竹で作られていて、耳かきの親分のようですし、華やかに絵付けされた茶碗や、美しい金蒔絵の棗に比べて地味ですよね。 私が茶杓を大切に思うまでには時間がかかりました。 そうなのです!茶杓はお軸に次ぐ大切なお道具…

7月の着物コーデ~絽の小紋~紫地に雪輪&花輪

さほど濃くはない紫色の地に、枝垂れ桜、花輪、雪輪と描かれていて、何方にも好まれる感じの着物です。洗える着物です。 ごくごく淡いオレンジ色の紗の帯(洗えます)に、淡いグリーンの帯揚げ、帯締めを合せました。 あやめの花輪で、雪輪の中には椿があり…

着物に多く使われる文様3~七宝(しっぽう)

はじめに 着物や帯によく使われる柄の名前や背景を知ることで、着物ぐらしは一段と楽しくなります。 文様、模様、柄などの表現ですが、一般的な言い方が模様で、伝統的な柄や美術工芸品には文様を使うことが多いとのことですが、すみません、私は感覚で使わ…

着物に多く使われる文様2~青海波(セイカイハ)

着物や帯によく使われる柄の名前や背景を知ることで、着物ぐらしがいっそう楽しくなります。 青海波 同心の半円を重ねたこの柄は、まぁるくおっとりしたデザインもさることながら、青い海の波と書く<青海波>という名前も爽やかです。 いかにも海に囲まれた…

着物に多く使われる文様~麻の葉

<麻の葉>の柄は何方でも目にしたことがあると思います。 <麻の葉>と覚えていなかった頃の私は、”赤ちゃんが着る着物の柄の帯出して” などと言っており、母にはそれで通じるので良いのですが、この<麻の葉>の柄を言葉で説明するのはなかなかに難しいで…

端切れで作る~久留米絣で短パン

久留米絣を一反頂きました。 着物に仕立てれば、着心地の良い綿の着物になるのですが、綿は、家で洗濯可能ではありますが、色落ちはしますし、後のアイロンがけも面倒です。 結局、当時、着物を着て自転車でお茶のお稽古に通っていた私のために、母がモンペ…

7月の着物コーデ~七夕の日に

絽の着物と、紗の洒落袋です。 どちらも洗えます。といっても帯を洗うことはめったにしません。 織りだしたような柄なので、写真にすると紗に見えてしまいますね。 7日ですと、紗は少し早いかなと感じます。雨が降って気温が低めですとなおさらです。 同じ …

松花堂はお弁当屋さんではありません

松花堂 松花堂弁当ってありますね。 大寄せのお茶会の点心で頂いたり、日本料理屋さんのランチなどでも見かけます。 松花堂は人の名前です。 などと言っている私も、お茶のお稽古のときに、”松花堂、わかってる?お弁当の名前じゃないのよ” と先生がおっしゃ…

古い着物の再利用~村山大島

村山大島では、ジャンバースカートと ショルダーバックを作ったのですが、 まだ生地が残っていたので、バックを作りました。 大島は、とても軽い生地なので、大きめのバックを作っても、バック自体が重くなることがありません。 外側の大きなポケットと、底…

子供は大人の話を聞いています

幼稚園に入る前の記憶です。 ご近所で結婚式がありました。 群馬の山間部のことです。以前は、自宅で披露宴をしたものです。 ちょっと裕福なお宅の、その披露宴で花嫁花婿のお手伝いをする男女の子供が、披露宴の演出上必要になりまして、その家には男の子し…

古い着物の再利用~派手になった訪問着で暖簾とバックを作る

<古い訪問着を暖簾に> 華やかなグリーンの訪問着ですが、母から私にお下がりしてきた時には、すでに、あちらこちらにシミがありました。 ですので、私も、気兼ねなく着ていた着物です。 派手になったからといって、もはや人様に差し上げることの出来ない着…