母と私の着物ぐらし

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母と外食~洋食

目が悪いので、軟禁状態の母です。

コロナ禍ですっかり出不精になっている母ですが、病院は行かなければなりません。

 

乳癌の手術後、3か月毎の受診でしたが、今回、初めて6か月後ということになりました。

電話で予約をしておいたのですが、ちょっとした手違いがあって、待たされることになりました。

 

こういうの、母はダメです。

 

”何やってんのっ!”

”まだ?もう一回聞いて来て”

 

母がイライラしているので、私にもそれが移ってきます。

 

でも、無事に検査を受けられ、来週の予約の確認も取れました。

 

久しぶりの電車に乗っての外出です。

血もたくさん取られました。

さあ、栄養をつけなければ!

 

 

疲れ気味で機嫌が悪くても、ビールを飲めば大丈夫。

前菜は、モッツァレラチーズとサラダの上に生ハムがのっています。

 

 

下に敷いてあるガラスのお皿が母には見えません。

ビールは、取れるけど、怖くて置けません。

 

でも、大丈夫!

そのために隣り合ったお席にしてもらっています。

 

 

スープは、暖かいトマトのスープ。

濃厚ぉ~

 

 

お魚は、舌平目です。

絶妙な火の入り方で、しっとりと美味しいです。

ソースは最後はパンに付けて頂きました。

マッシュルームとラッキョウのようなものが入ったソースだそうです。

 

 

お肉です。

柔らか~い。

赤ワインの色が綺麗なソース。

筍は焼いてあって香ばしい。

 

 

肉食女子の母も満足です。

もちろん、ビールは2杯目です。

 

 

デザートです。

茶色のは、ガトーショコラ。

甘すぎないクリームと、ショコラのほんのりの苦みと、フルーツの合わせ技。

 

 

コーヒーも頂きました。

 

さすがに、お腹いっぱいで夕飯を作る気持ちにもなれません。

 

ところが母が

”一杯やらない?このまま寝るのは淋しいよ”  と。

 

いいよ。いいよ。

母は元気です。

 

 

5月の着物コーデ~7日~8日

  ~絣柄を染めた小紋に帯2種&和装コート

 

絣は、本来は先染めです。

つまりは、先ず糸を染めて、それを織っていくことによって柄が現れるものです。

絹も綿もあります。

 

絣の柄って、素朴で可愛いんです。

なので、最近はポリエステルの生地に絣の柄を染めたものなどがあります。

 

今日の着物もそれです。

縮緬風のしぼのある生地に絣の柄です。

これは何?

迷うところですが、私は、織の柄の着物は、例えプリントされたものであっても織の着物として扱うことにしています。

 

何を迷うかと言いますと、合わせる帯を織りにするか、染にするかです。

 

紬や、絣などの織の着物には、染の帯を合せるというのが、決まりではありませんが、これまで多くの先輩方が好んでこられた組み合わせです。

 

~7日

 

 

 

白地にカラフルなエンドウ豆を染めた名古屋帯です。

 

 

帯揚げは縮緬のグリーンのぼかし。

帯締めもグリーンを選びました。

 

 

~8日

 

 

 

歌舞伎カラーに隈取りまで描かれています。

遊び心のあるデザインだと思います。

 

裏は献上柄の博多帯になっています。

 

 

小物はグリーンが爽やかで良いかと思いましたが、沈んだ感じでイマイチしっくりこなかったのでオレンジに変えました。

 

前日の7日は帰りに雨に降られました。

コートが随分と濡れました。

 

それを見て母が

”そう言えば、ウールからいきなり紗じゃなくて、他にもコート作ってあげたよね”

 

ありました。

 

 

ピンクに見えますが、細かい縞です。

ポリエステルの単衣です。

これも、元は着物だったものを母がコートに仕立て直してくれました。

 

 

5月の着物コーデ~5日~6日

   ~唐子の小紋に帯2種+和装コート

 

~5日

 

子どもの日を意識して、唐子が遊んでいる絵柄の着物を選びました。

     ひな祭りには五人囃子と見立てましたが、、、

 

ポリエステルです。

 

 

 

この、所々にしか柄がないというのも、私の好きなパターンのようです。

 

帯は、博多帯を合せました。

二重太鼓に締める袋帯は暑いと感じるようになりました。

博多帯は、単衣の着物に合うものではありますが、そろそろ出番という感じです。

 

 

 

帯の柄合せですが、縦線が、少しずれています。

これはすぐになおります。

気付かずに残念です。

 

母が仕立てた着物です。

渋い紫の着物に、ピンクの裾回しを付けています。

 

 

紫と黄色は、助六でお馴染みの色合わせです。

 

帯揚げは水色。

帯締めは、帯の赤を活かしたく、赤い地色の丸ぐけを選びました。

 

 

~6日

 

同じ着物で、帯を変えてみました。

 

 

グレーがかった、白の名古屋帯です。

このところよく締めています。

 

 

帯の花の色が淡いですが赤紫のような色なので、着物の紫色とはすんなり馴染むようです。

 

 

帯揚げは、優しい印象を目指して、淡いピンク。

かといって、帯締めをピンク系にするとしまらないので、赤と白の丸組を選びました。

紫の帯締めと迷いましたが、ピンクと紫だけでは面白くないかと、、、

 

 

~和装コート

 

この時期、着物の上には何を着て出かけているかと言いますと

 

5日までは、ウールの単衣のコートをきておりました。

 

 

 

暑かったので

6日からは紗のように見えるポリエステルのコートに変えました。

 

 

 

紗なので、障子越しの陽を受けるとこんなに透けます。

 

紗のコートは、本来は単衣の着物に羽織る物なのですが、昔とは気候も変わっていますものね。

 

うるさ型の母も、

”いいんじゃない。時代が違うもの。もう暑いでしょ”

と言っております。

 

どちらとも、元は着物だったものを母がコートに仕立て直してくれたものです。

 

母が申しますには

”ただ、丈を切って紐を付けるだけじゃないんだからね!

幅だって詰めているし、大変なんだから!”

 

はい。ありがとうございます。

5月の着物コーデ~3日

   ~蝶々の紬に本つづれの帯

 

自分の着物の中でも特に好きな着物ってあります。

 

 

蝶を織り出した紬です。

紬って、縞や幾何学模様が多いです。

この色柄はなかなか見たことがありません。

 

随分と若い時に買って、派手かな?派手よね。と、思いつつ、、、着ています。

裾は2度ほど、母に切り上げてもらいました。

裾の裏の生地が摩擦で切れるんです。

 

紬は比較的水にも強いので、バイトにも着て行きました。

 

仕事で着るのがもったいないか?

タンスに入れっぱなしがもったいないか?

 

着たいものを着たい!ですよね。

 

 

今日は、バイトはお休みです。

つづれの帯を締めてみました。

 

つづれ帯は帯の中でも、特別です。

名古屋帯でありながら、訪問着にも締められます。

おめでたい柄を織り込んだつづれ帯は、留袖にもOKということです。

 

今日の帯は本つづれと呼ばれるものです。

 

この着物は仕立て上がりを求めたのですが、

裾回しは、鮮やかなオレンジが付いています。

母が仕立てた場合も、やはり、オレンジをチョイスしたと思います。

今どきですと、これが、ブルーになる可能性が高いですね。

 

 

 

帯の柄は、何だか解かりませんが、我が家ではうずうずと呼んでいます。

刺繍というよりも、糸(細い紐?)を留めて柄を出しているという感じです。

 

帯揚げはブルーと紫のぼかし。

帯締めは、ちょっと変わった組み方で、笹波組と呼ばれる組み紐です。

矢羽根のような柄になるのが特徴です。

 

この赤い帯は、お茶の先輩のKさんから頂きました。

実は、この色違いを母も持っていて、母のは、白地に茶のうずうずです。

 

さすがに、Kさんに頂くときに

”母が色違いを持っているので、私ばかりが頂くのは欲張りじゃありませんか”

と、申し上げたところ、

”いいじゃない、お二人で締めたら”

の、お言葉に従って

二人とも大島紬で、この色違いのうずうずを締めて出かけたこともあります。

 

知らない方に ”いいですねぇ。親子さんで。素敵ですよぉ”

と、お声をかけて頂きました。

幸せな思い出♡

4月の着物コーデ~30日&5/1

はじめに、、、

私の場合、タイトルを長くしてしまうと☆が付けられないという状況になるようです。

試しに何回もタイトル変更をしてしまいました。

内容は変わっておりません。

 

   ~青磁色の小紋に帯2種

 

~4/30

 

グリーン系には違いないのですが、微妙な色合いのこの着物。

日本古来の色でいうと、青磁色に近いと思います。

青磁色自体も、白っぽかったり、濁りがあったりと、色の幅は広いとのことです。

 

春らしい色合いと思い選びました。

 

 

 

テッセンを織出している名古屋帯を合せました。

テッセン、今を盛りに咲いています。

 

この着物は出来上がりを求めたものです。

裏地には表の地色と同色が使われています。

最近の裏地の色選びはこんな感じですね。

単に濃淡で組み合わされることが多い様に思います。

<無難>という感じです。

 

母が仕立ててくれた場合、もっと違う色を裏に持ってきたと思います。

 

と言いますのも

  Amandaさん!<ちまちまおばさん>で繰り返し使われていたフレーズ

  使ってみましたよぉ。

 

amanda-tokyo.hatenablog.com

 

元に戻りますと、

と言いますのも、淡いクリームと、青磁色だけに見えるこの着物ですが、よく見ると赤や紫も使われています。

 

 

 

これをヒントに考えて、紫系の淡い色、藤色などを裏生地に持ってきてもいいのになぁと思ってしまいます。

 

 

帯締め帯揚げなどの小物には、テッセンのイメージで紫を選びました。

 

 

~5/1

 

紬の名古屋帯を合せました。

名古屋仕立ての名古屋帯です。

つまりは、胴の部分は半分に折って仕立てられています。

 

 

 

 

十字模様の感覚が揃わなかったのは残念ですが、今日は余裕がありませんでした。

 

と言いますのも、胴の部分は、このお太鼓の右半分か、左半分の絵柄がくるわけですが、私が今日、胴に出したかった左側の図案は、通常とは逆手で帯を巻かなければなりません。

 

これが結構な頭の体操でして、帯の柄合せは、まっいっかになってしまいました。

 

 

帯締めは着物に近い色を選びました。

母お手製の丸ぐけです。

 

帯揚げは、迷ってしまったので、ピンク、薄紫、クリームなどがぼかしで入っていものを使いました。

これは元はショールでしたが、長さを半分にして帯揚げとしたものです。

 

 

4月の着物コーデ~28日~29日

   ~蝶のいる小紋と帯2種

 

あまり気付いて頂けないのですが、蝶が飛んでいる着物があります。

ポリエステルの洗える着物です。

 

 

控えめです。シジミチョウのイメージでしょうか。

 

~28日

 

 

いつもデジカメで撮っているのですが、新しいカメラに慣れていないで、立ち姿の写真は暗くなってしまいました。

完全に失敗です。

 

栗色の秋めいた色合いの着物に蝶が密かに飛んでいます。

少しでも、軽やかに、少しでも4月の感じを出したくて、白い帯を選びました。

光の具合で虹色にも見えます。

 

秋口には寒々しくなる恐れのある、白と水色の取り合わせですが、今の時期には良いかなと思います。

 

帯締めは、例によって母が端切れで作ってくれた丸ぐけです。

布のつなぎ目が目立つ場所にきてしまうので、そこに私がビーズをあしらいました。

長尺なので、藤結びにしました。

 

 

~29日

 

 

近頃ヘビロテの名古屋帯です。

合せやすいのを実感しています。

真っ白ではなく、少しグレーがかっています。

 

 

蝶には花を!と考えました。

 

 

春らしい印象のピンクの小物を選びました。

 

この帯締めも母のお手製です。

ビーズもおしゃれではなく、縫い目を隠すための苦肉の策です。

 

happy birthday! わたし

昨日は、私のお誕生日でした。

 

コロナ禍でありながら、まずまず楽しく過ごした〇歳!

昨日 +1歳されました。

 

お祝いのメールを頂きました。

毎年、忘れずに下さいます。

 

”〇〇ちゃんにとって、更に良い日々の始まりでありますように”

嬉しいお言葉♡

 

お茶の妹弟子からも毎年、お祝いを頂きます。

ホント、恐縮です!!!

 

開けるとこんな感じ

 



一番上には、happy birthday のお飾りですね。

ピンクは何?

 

 

隙間を埋めるために、花弁が入っています。

可愛い♡♡♡

去年は、ハート形のスポンジみたいなのが入っていたんですよ。

 

私が開けて、

”おおおお、なんだ、なんだ、花びらだぁ~かっわいい~!!!”

って叫ぶのを、想像しながら梱包しているに違いありません。

 

取り合えず、花弁は紙袋に取って、、、

 

さてさて、頂いたものを並べてみました。

 

 

お酒です。しかもおつまみも入っています。

 

 

床の間に並べました。

なので、今日の我が家の床の間はこうなっています。

 

<百花為誰開>

ひゃっか たがためにひらく 

   花は、誰のためというのではなく、咲くべくしてさいている

 

hohoan.hatenablog.com

 

 

バラの花を持った可愛いクマさんを送って下さる方もいたんですよ~♡

 

クマちゃんも、記念撮影しましょうね。

 

 

 

 

皆さんのお気持ち、本当に嬉しいです。

 

素敵な誕生日にして下さってありがとうございます。