母と私の着物ぐらし

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4月の着物コーデ~淡交会(結城紬)

裏千家には、淡交会(たんこうかい)という組織があって、頂いているお許状の段階に分かれて、年に何回か研究会が行われています。

 

いわゆる講習会です。

 

私のクラスですと、年に5回開かれます。

 

昨日は、その二回目に出席してまいりました。

 

因みに、本年度の第一回目はこちら

 

hohoan.hatenablog.c

 

あいにくの雨でしたが、そんな時は、比較的水に強い紬を選びます。

 

お茶先輩のKさんに頂いた、結城紬と紬地に染めを施した帯を選びました。

 

 

 

赤い結城って、可愛いですよね♡

 

それも、そのはず

これは、Kさんが大事な大事なひとりお嬢様のY子さんのためにご用意された着物です。

 

Y子さんは、私よりも大分お若いのに、ご自分は着る機会がないので

私に下さると言うことで、ありがたく頂戴した物です。

 

Kさんからは、こちらの藍色の結城も頂いております。

 

 

母娘のお二人で、

いえ、そこに、そのお二人を自慢に思われるご主人様もご一緒に

ご家族でお出かけの際にお召しになるのを楽しみに仕立てられたお着物に違いありません。

 

 

私の元に来てくれた着物、このご縁に感謝いたします。

                ↑

              ご恩をご縁に訂正しました

 

 

この帯は、紬地に染めを施して、袋帯に仕立てたものです。

 

礼装や正装ではなく、普段のおしゃれ着に贅をつくすというのが、いかにもKさんらしいです。

 

 

いくら高級なものでも、紬を着てお茶会に出席することはありません。

紬は、あくまでも普段着だからです。

 

刺繍の襟をしています。

お茶会などでは、絶対に使いません。

刺繍の襟は、お茶の世界では嫌われる<華美な物>に入るでしょう。

 

私も、紬に刺繍の襟を使うことは滅多にしません。

 

でも、この帯は、染めの帯ではありますが、格の高い袋帯です。

刺繍の襟を持ってきても、まとまるコーデになるはず!

 

習い事はお茶しか続かなかった私ですが

わびさびの人ではありません。

 

実は、刺繍やビーズの襟、ビーズの帯締めなども大好きです。

そういう物は、もっぱら母の踊りの会のお付き合いで使っていたのですが

今はその機会もなくなりました。

 

今回は、舞台でお点前をなさる方を、客席で拝見させて頂くという立場なので、

着物のおしゃれを素直に楽しんだと言うわけです。

 

客席は圧倒的にお洋服の方が多いくらいですから、問題ないと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月の着物コーデ~藤色小紋に帯2種

季節を選ばない着物ではありますが、この時期に着ることが多い着物です。

 

今日は2パターンとも同系色でまとめた物になりましたが、

ちょっとしたチャレンジをしています。

 

<その2> 白地に色紙と熨斗?(なんか紐です)

 

 

白地ですし、紐状の部分が虹色なので、どんな着物にも合わせやすい帯です。

 

帯の色紙と、着物の柄が引き合うか、しつこいか、のお試しコーデです。

 

お茶道具の取り合わせでも、桜の季節だからと言って、桜のお茶碗を2つ使ったりすると、ケンカする などといいます。

 

平作りの名古屋帯です。

 

 

八掛が渋く、グレーです。母自身が仕立てた、母の着物です。

 

 

全体が白っぽくてボケるので、帯揚げ、帯締めは、濃い色を合わせました。

 

紫の仲間で仲良しコーデです。

 

 

<その2> 着物とほぼ同じトーンの帯

 

 

帯の地色は、白では無く、ごく淡い藤色です。

 

着物が抽象的な絵柄なので、花柄という全く違うデザインを選ぶというのは、

常識的なコーデです。

 

ただ、これだけ色が近いとどうでしょう。

これも、お試しコーデです。

 

 

 

 

その1と同じく濃いめの紫系でも良いのですが、変化を付けるために

帯揚げは、淡いピンク

帯締めは、紫がローズローズの丸ぐけを合わせました。

 

この丸ぐけは、お気に入りの名古屋帯が擦れてしまって、帯としては使えなくなったのですが、綺麗な部分で母が作ってくれました。

 

 

 

4月の着物コーデ~花鞠の小紋に帯2種

花といっても、デザイン化されているので、季節を選ばずに着ることが出来る着物だとは思うのですが、この季節に着ることが多いです。

 

柄の大きな小紋は若い人向きではありますが、地色のグレーを頼りに、今も着ております。

 

 

<その1> 普段使いの袋帯

 

 

袋帯ではありますが、礼装用にはならない帯です。

 

礼装用には、おめでたい柄とか、金糸銀糸や、刺繍などがあるのが相応しいです。

 

この帯は、普段使いの袋帯

でも、名古屋帯よりも装いの格をあげることが出来ます。

 

 

あれ?お太鼓の下線が丸くなっちゃいましたね。

 

二重太鼓が少しずれていたのを修正するために引いたからかな?

 

この位は、当然に まっいっか です

 

 

お若い方でしたら、ピンクを合わせてたら可愛いコーデになると思います。

 

でも、私は、少し落ち着いた感じを目指しました。

 

小物は、クリーム系を選びました。

 

丸ぐけの帯締めは、いつものように母のお手製です。

 

 

<その2> 博多織の名古屋帯

 

 

献上柄ではありませんが、博多帯です。

 

この帯は、リバーシブルになっていて、反面は、縞になっています。

お太鼓で見た場合に、横縞が無くなります。

 

 

 

 

小物は、着物に使われている水色を意識して選びました。

 

帯揚げも、帯締めも、着物を仕立てた時の余り布です。

どちらも花柄。

 

花盛りの季節に、着物のコーデも乗ってしまいました。

 

 

 

 

 

4月の着物コーデ~枝物の花の小紋に帯2種

桜が満開で、眺めているだけで、とても幸せな気持ちになります。

 

流石に梅は終わりましたが、ハナモモが華やかに源平咲きをしていたり

ヤマブキや、モッコウバラなどなど、、、

 

花盛りです。

 

そんな季節に着たい着物です。

 

白、ピンク、オレンジ、黄色などの花々

花の形も色々です。

 

 

<その1> 蔓帯?の刺繍の名古屋帯 

 

 

この帯の刺繍を、ずっと熨斗だと思っていたのですが

蔓帯(かずらおび)

というものを、こと子さんに教えて頂き、これも、その蔓帯ではないかと思うようになりました。

 

蔓帯というのは、能のときに付けるハチマキのようなものです。

蔓帯を巻いて、面を付けます。

 

 

白地の帯は、どんな色の着物にも合わせやすいです。

 

帯のオレンジの刺繍が、オレンジの花と引き合いますし、

地色のグリーンとオレンジは相性の良い組み合わせです。

 

 

帯揚げは、オレンジの縮緬

 

帯締めは、絞りの丸ぐけ。

着物の端切れを利用した、母の手作りです。

 

<その2> 黄色地の名古屋帯(作り帯)

 

 

お気に入りの半幅帯を、名古屋帯にリメイクしたのですが、

いまひとつ扱いづらかったので、胴の部分と、お太鼓を分けて、

作り帯にしてしまいました。

 

恐らく、裏地に使った帯地が厚かったのだと思います。

お太鼓の部分は、しっかりして良いのですが、胴がしっくりきませんでした。

 

 

 

帯揚げは、オレンジの縮緬

帯が、黄色で派手な分、その1よりも渋めな色合いのオレンジにしました。

 

帯締めは、帯に細かい織り柄があるので、無地の丸ぐけにしました。

つなぎ目を隠すためにビーズをあしらっています。

 

 

 

 

隅田川桜便り

バイト前に、隅田公園の桜を楽しみました。

 

 

桜の開花を待たずに、始まっていた 桜まつり

 

ほぼ満開になりましたが、曇り空の下で花が映えません。

 

 

松本零士さんデザインの水上バス HIMIKO 

 

手前の橋が 吾妻橋  向こうの青い橋が 駒形橋 です

 

 

隅田川の両岸が隅田公園となっています

 

スカイツリーの足下も桜が見事です

 

この時期は、昼でも渋滞気味に屋形船が浮かびます

朝なので、1艘ですが、、、

 

左の橋は 言問橋 です。

 

 

隅田川には、人専用の橋 すみだウォーク があります

ウッドデッキで、良い感じです。

 

東武線の直ぐ脇を通るので、電車好きのお子様も大喜びです

 

ここは、その入り口付近

恋人たちの聖地とか、、、願いの鍵がたくさん付けられています

 

 

仕事前のひとときでしたぁ~

 

やっぱり桜っていいですね 🌸🌸🌸

 

 

 

4月コーデコーデ~さくらの小紋に帯2種

母のお下がりです。

 

桜だからといって、ピンクではなく、紫を基調にしているところが気に入っています。

 

 

<その1> 袋帯と合わせる

 

 

小紋に、袋帯を合わせますと、名古屋帯よりも、装いの格が上がります。

とはいえ、この帯は、金糸こそ織り込まれていますが、礼装に向いているとは言えません。

普段使いに重宝な帯です。

 

表は、オレンジ、クリーム、藤色の縞に、全体に金糸で芝草があります。

帯の裏地は藤色になっています。

その藤色が、紫系の着物に合うよぉ~って、教えてくれている気がするのです。

 

コーデに迷った時は、着物に使われている色の中から、帯の色を選んだり

八掛の色と合わせることもあります。

 

 

 

 

 

帯揚げは、本来の桜の色を意識して、ピンク

 

帯締めは、水の流れを連想させる着物の柄に合わせて、流水模様の小紋で作った丸ぐけを合わせました。

 

着物に、少しだけ使われている水色も意識しています。

 

 

<その2> 紫系の名古屋帯

 

 

前は、水の流れを思わせる柄

 

 

お太鼓の柄は、年若いほど上の方へ、年齢を重ねたら下げていくのですが

今回は、帯が長くて処理が面倒でしたので、若作りにしてしまいました。

 

この花なのですが、実は、藤です。

母の流派の揃いの帯なので、水は川、花は藤を表しています。

 

ただ、この花、何?って、よく聞かれます。

デザイン化されているので、着物の桜とケンカしないのではないかと思います。

 

色合いで選びました。

 

 

全体的に、紫系でまとめようと思ったので、小物も紫を選びました。

 

帯揚げは、赤紫

 

帯締めは、紫、緑、薄茶の丸組です。

長いので、藤結びにしました。

 

 

 

3月の着物コーデ~控えめな桜の小紋に帯2種

桜の花びらって、独特で可愛いですよね。

デザインとしても優れているので、好まれる方が多いです。

 

桜は、枝から離れていれば、季節を気にすることなく、お召し頂いて良いことになっています。

 

この着物も、それに当たると思います。

 

今回、どちらの帯も、私がリメイクした物です。

 

<その1> ピンクと黒の格子

 

 

半幅帯を作り帯にリメイクしたものです。

 

 

リバーシブルになっていた帯を、真ん中で繋ぎました。

色が変わるので、意外につなぎ目が目立ちません。

 

この着物は、母の仕立てなので、八掛に可愛いピンクを付けてくれています♡

 

 

帯揚げは、ピンクの縮緬

 

帯締めは水色の組紐です

 

 

<その2> 紬生地と刺繍の作り帯

 

 

紬の着物の、衽と、襟の生地が残っていました。

 

派手になった刺繍の半襟と合わせて、作り帯に仕立ててみたものです。

 

 

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刺繍は、もう少し右にずらしたかったところですが、

紬の生地が半幅しかないので、これが精一杯でした。

 

 

帯揚げは、淡いピンク。桜のイメージです。

 

帯締めは、端切れで作った丸ぐけです。

グレーと、藤色、白が、この時期ですと、桜っぽい印象になります。